描くために私が大事にしていること。第10回ちいさなクロッキー会。
更新日:10月5日
クロッキーは、短時間で対象の特徴を捉え、表現する技術です。アートを学ぶ人や作家にとって、クロッキーは観察力と表現力を鍛える絶好の機会となります。先日、第10回目となる「ちいさなクロッキー会」を開催しました。今回は私が描くために意識していることを中心に共有したいと思います。※いつもは参加メンバーの作品を整理して掲載するのですが、参加人数も多くなって整理しきれない私がおりますので悪しからず。

ちいさなクロッキー会とは
このクロッキー会は、アートを学ぶ人や作家が集まり、リラックスした雰囲気の中で、参加者はそれぞれのスタイルで自由に表現しながら、互いに刺激を受け合う空間です。回を重ねるごとに参加者の技術や視点が深まっているのを感じます。
他の作家やアートを学ぶ人の視点を知るために、描き終わった後に互いの作品を見せ合い、良かった点や工夫した部分を話し合います。それぞれの表現や技術を知ることによって、「自分自身で気づくこと」を大切にしています。
クロッキーの魅力
クロッキーの魅力は、短時間で対象を捉えることにあります。時間が限られているからこそ、瞬間的な判断力が試されます。このプロセスを通じて、私たちは自分の感性を磨くことができるのです。
自由な表現
クロッキーでは、自由な表現が求められます。参加者は自分のスタイルで描くことができ、他の人の作品から新しいアイデアを得ることができます。このような環境は、創造性を刺激し、アートの楽しさを再確認させてくれます。
互いに学び合う
クロッキー会では、互いに学び合うことが重要です。作品を見せ合い、意見を交換することで、新しい視点や技術を得ることができます。このプロセスは、私たちの成長に欠かせないものです。
実際にクロッキーで私が意識していること
ここで、私が意識していることを紹介します。
○全体の形を捉えるということ
細部にこだわる前に、まずは大きな形やバランスを掴みます。これがうまくいくと、後のディテールも自然に決まります。そのためには、背景を黒にイメージして、対象を白く抜くように視ることが大切です。対象を見るというより、背景を視る。この視点の変化は、慣れてこないと難しいですが、意識することで物の見方が変わります。

○対象をよく観察すること
前述とは反対のお話になりますが、今度は対象をよく観察して少し細かいところを見ていきます。ある程度、手元の線も確認しながら、この辺りで初めて、ここが着地点という始まりと終わりを定めることにも意識を向けています。
○線に意識を向けること
クロッキーはスピードが大事です。迷いがあると線が重なりすぎてしまうので、思い切って線を引くことが重要です。しかし、ただ速い線はデッサンが乱れてしまうため、はらう線を引く時でも最後までその一本に集中することが大切だと思っています。
制限時間内に描き上げるため、クロッキー中に頭の中でずっと考えているわけではありませんが、言葉にして説明すると、上の三つをバランスよく、大事にして描くようにしています。

第10回のクロッキー会を経て、自分が何を意識し、大事にしているかを振り返ることができました。思った通りに描けず悔しいと思ったところがいつの間にか描けるようになっていたり、形をとることが早くなっていたり、そしてここ数回は、どこを意識して描くかと焦点を絞るようになりました。
次回は6/7日日曜日となりますので、また苦しいけど愉しい、そんな時間をみんなと共有できたらと思います。
私の作品を通して、見る人に深い感動と共感を与え、アートの可能性を広げていくことを目指しています。




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